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歯の役割歯の構成歯の種類歯と神経歯の白さについて虫歯の原因歯痛の起き方矯正について歯の再生歯の病気歯周病とは顎関節症について親しらず口臭口内炎歯ぎしり知覚過敏について
 

■歯の役割

動物と人間の歯の違い
動物にとっての歯
人間を含む哺乳類にとって、歯は「捕らえ」「咬み切り」「咬み砕き」「磨り潰す」の4種の働きを担っています。食べ物によって、前歯(牙)が発達し、歯の形が鋭いもの、奥歯(臼歯)が発達し、碾き臼の様な形をしているものなど、様々な種類がいますが、人間の歯はさらにこれらの働きを効率良くこなすために、その形態が細分化されています。そのため、前歯で「捕らえ」、「咬み切り」、奥歯(臼歯)で「咬み砕き」「磨り潰す」ように発達した人間の歯は、他の動物以上に身体全体の状態に大きく関わってくるのです。
人間にとっての歯 人間にとって歯は、発音になくてはならない音(T,D,Th,F,V音など)の発声に重要な役割を果たしているほか、審美的な意味でも、社会生活の中で対人関係、個人のイメージ作りなど重要な役割を担っています。きれいで、清潔な歯をしていることで、その人のイメージ自体が快活で明るくなることもあります。口元に自信のある方は、思いっきり笑ったり、お喋りしたりできるため、相手に好ましい印象を与えるかもしれませんし、逆に口元に自信のない方はネガティブな印象を与えかねません。
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■歯の構成

歯は歯根が歯槽という穴に埋まって固定されています。穴と歯根の間には、歯根膜という、靭帯のような柔らかいクッションが介在し、歯根を穴に固定する役割を果たしているのです。

歯根膜の大部分は、シャーピー繊維束という繊維束から成り、片側はセメント質の中に埋まり、他方が歯槽の骨の中に埋まっています。ですから、歯は力がかかったときなど、このクッション作用によって様々な方向、回転力に対しても多少動くことが可能です。また、この歯根膜内には神経線維も含まれていますので、歯の感覚はかなり鋭敏です。髪の毛一本という数μmの違いでも咬んだときに判別できるのはこの歯根膜のおかげです。歯根膜は神経、血管、リンパ管も豊かに発達しているためセメント質はこの膜から栄養を受けています。ですから、虫歯になって歯髄(神経)を抜いてもセメント質は栄養を失うことなく、歯槽骨の中にしっかりと留まることができるのです。一方、象牙質、エナメル質は歯の中の歯髄から栄養を受けています。歯髄(神経)を抜いた場合には、健康なときと比較して、みずみずしさが失われ弱ってしまいますうのです。歯が割れるというような現象もしばしば起こりえます。
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■歯の種類

歯の役割と本数
みなさんは自分の歯の数を数えたことはありますか? 成人の歯は通常28本(親知らずをいれると32本)です。この歯が20本残っていると、快適な生活が送れるといわれています。これらの歯は、「切歯」「犬歯」「臼歯」の3種類に分けられ、それぞれの役割を持っています。

前歯は、前列に並ぶ切歯、犬歯で構成されており、上下あわせて12本です。食べ物を捕らえ、噛み切る役割を持っています。臼歯は食物をすりつぶす、噛む、砕くといった重要な役割をする歯です。奥歯なので清掃がしにくく、虫歯になりやすい歯でもあります。
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■歯と神経

歯の痛みのメカニズム
歯の中には、空洞の管があり、その中に神経や、血管が通っています。虫歯になって歯の外側から歯が溶かされると、中の神経に刺激が伝わりいわゆる「歯痛」が起こります。
歯の感覚に関係する神経
歯の感覚を司る神経は、大きく分けて歯の中の神経と、歯の外側の神経の2種類があります。歯の中の神経とは、歯髄の中に含まれている神経のことで、歯の外側の神経とは、歯根膜の中に含まれている神経です。
虫歯の痛みを感じる神経は、歯の中にある神経です。ひどい虫歯になって神経を抜く治療をした後、その歯は更にどんな虫歯になったとしても、虫歯の痛みを感じることはありません。
突発的に何かを強く咬んだときの痛みや、髪の毛のような微小なものを咬んだときの鋭敏な感覚は、歯の外側の神経として歯根膜で感じている感覚です。
体の様々な部分と同様に歯の周囲にも色々な神経が張り巡らされているのです。
神経を抜いたはずなのに歯が痛い訳
たまに、「神経を抜いたはずなのに、なぜか歯が痛い!」と感じることはありませんか?根の先に細菌が残っていたりすると、時間が経った後に、根の先で膿みが溜まって腫れたり、痛みが出たりすることがあります。これらの感覚は、歯の外側の神経が感じる感覚です。特に膿が溜まっているなどの病的な状態になっていなくても、神経を抜いた後の歯は体調によって、疲れていたり風邪をひいたりすると違和感を感じ、元気なときには治ってしまう、などの症状を呈することもあります。また、歯の周囲の歯肉などが炎症を起こして(歯周病)痛みを感じる可能性もあります。いずれにしても、原因がわかれば対処法がありますから、歯科医院にてきちんと相談しましょう。
虫歯の進行
掃除の行き届いていない歯には歯石が沈着し、細菌の温床となります。細菌が作り出した酸はエナメル質を溶かし歯に穴を作ります。エナメル質の抵抗性と歯の再石灰化が補うことのできないレベルまで歯が溶けた場合に、痛みを感じる虫歯に発展します。

1.表層の虫歯
少しくらいエナメル質が溶けたくらいでは痛みを感じない場合も多く、虫歯になったことに気づかないことも多くあります。この段階で虫歯に気づく為には、歯科医院で常にお口のケア、チェックに通っている必要があります。

2.象牙質に達する虫歯
痛くなった頃には、虫歯がある程度進んでいる状態であることが考えられます。

3.神経に達する虫歯
さらに虫歯を放置すると、虫歯を起こす細菌が歯の中の空洞の中まで達することになります。この状態になってしまうと「神経を抜き、空洞の中を消毒する」という処置をせざるを得ないわけです。

4.末期
ちなみに、虫歯が神経に達したときには、ひどい痛みを伴います。しかし、ここでさらに我慢して放置すると、神経が自然に死んでしまい、痛みを感じなくなります。「すごく痛かったのに、痛くなくなった!」これは喜ぶべき現象ではありません。ここまでくると、処置ができなくなる可能性も大きくなり、歯自体を抜かなければならなくなることもしばしばです。ですから、虫歯になったらなるべく早く処置をするべきなのです。待っていても虫歯は決して良くなることはありません。
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■歯の白さについて

歯の色は様々な成分で決まります
歯は、エナメル質が半透明で透明度が非常に高い為、象牙質の色が歯の色味として反映されます。エナメル質は95%以上がハイドロキシアパタイトの無機成分による結晶構造によって形成されていますが、象牙質は、無機成分の他にタンパク質、コラーゲンなどの有機成分が豊富に混ざり合っています。ですから、ただの白ではなくやや黄色味を帯びています。個人差、人種差などによって、この象牙質の厚み、エナメル質の厚みが異なり、それによって歯の色が決まります。象牙質の厚い場合には色味が強くなり、エナメル質が厚い場合には白くなります。また、エナメル質には凹凸がありますから、それによる光の屈折によっても歯の色は変化し、歯の表面に縞模様のような模様が見えることもあります。このように歯の色が決まってきますので、投薬などによって象牙質に色が沈着した場合や、神経を抜いた後に象牙質が変性した場合には、歯の色が灰色がかったように変化して見えるのです。
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■虫歯の原因

お口の中には多くの口腔常在菌という細菌が存在しています。この中には「ミュータンス連鎖球菌」を中心とするう蝕(虫歯)原因菌が存在し、これらは食べもの、特に砂糖やでん粉等の糖分から酸を作り出します。糖分の中でも、砂糖の主成分であるスクロースは酸産生能が高く、キシリトール等は低いと言われています。う蝕原因菌と酸、食物残渣、唾液は結合し、歯垢となって歯に沈着します。歯垢が歯から取り除かれないと次第に歯石へと変化していきます。歯垢や歯石は細菌の温床となるわけです。それらを放置すると、周囲の歯肉を刺激し歯肉炎となり、最終的には歯周病を引き起こします。一方で、細菌が作り出した酸はエナメル質を溶かし歯に穴を作っていきます。最初期の段階では、エナメル質の抵抗性と歯の再石灰化のため、エナメル質表層は溶けず、その下から溶け始め、エナメル質の表層下脱灰といいます。この段階はまだ初期齲蝕であり、唾液による表面の再石灰化により、」歯が元に戻る可能性があります。その再石灰化で補うことのできないレベルまで歯が溶けた場合には、痛みを感じる虫歯に発展していくわけです。
飲食と虫歯
お食事の後にはお口の中が酸性になり、歯の表層は常に脱灰されるようになっています。しかし唾液によって時間が経つとカルシウムが定着し再石灰化するメカニズムをもって均衡を保っているのです。従って、飲食の回数が多すぎたり 、寝る前に飲食するなどの場合には虫歯になりやすくなりますので、注意しましょう。
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■歯痛の起き方

歯の中には、空洞の管があり、その中に神経や、血管が通っています。
虫歯になって歯の外側から歯が溶かされると、中の神経に刺激が伝わりいわゆる「歯痛」が起こります。

1.表層の虫歯
歯の中には、空洞の管があり、その中に神経や、血管が通っています。
虫歯になって歯の外側から歯が溶かされると、中の神経に刺激が伝わりいわゆる「歯痛」が起こります。

2.象牙質に達する虫歯
痛くなった頃には、虫歯がある程度進んでいる状態であることが考えられます。

3.神経に達する虫歯
さらに虫歯を放置すると、虫歯を起こす細菌が歯の中の空洞の中まで達することになります。この状態になってしまうと「神経を抜き、空洞の中を消毒する」という処置をせざるを得ないわけです。

4.末期
ちなみに、虫歯が神経に達したときには、ひどい痛みを伴います。しかし、ここでさらに我慢して放置すると、神経が自然に死んでしまい、痛みを感じなくなります。「すごく痛かったのに、痛くなくなった!」これは喜ぶべき現象ではありません。ここまでくると、処置ができなくなる可能性も大きくなり、歯自体を抜かなければならなくなることもしばしばです。ですから、虫歯になったらなるべく早く処置をするべきなのです。待っていても虫歯は決して良くなることはありません。
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■矯正について

矯正とは
歯列矯正とは、歯に持続的で微小な力をかけることによって歯の位置を動かし、歯並びを美しく、健康的に並べる方法です。 乱ぐい歯、八重歯、出っ歯、受け口、交叉交合(こうさこうごう)などの症状を、噛み合わせ、見た目ともに美しく健康的に改善できます。現在、通常の矯正治療は、歯の表面にブラケットと呼ばれるワイヤーを通す装置をボンドで貼り付け、そのブラケット同士を全体的にワイヤーでつなぎ、綺麗に並ぶように力をかけていく方法で行います。最近ではこのブラケットが目立たないように、歯の裏側につけるやり方や、マウスピースを利用した矯正方法などもあります。 ただ、症状によって利用できない場合や、期間が長くかかることもありますので、専門医に相談されることをお勧めします。

矯正の種類
歯並びが悪いと一口に言っても、大きく2つの原因があります。
(1) 歯そのものの向きや位置がずれている場合
(2) 骨格的に上下の顎の位置関係がずれている場合
原因が(1)のみの場合には、単純に歯列矯正のみで治療することができます。しかし、(2)の骨格的なずれがある場合には、外科矯正と言って顎の手術が必要になる場合があります。あまり無理に歯だけを動かして治すと、綺麗に治すことができない、顎関節症になる、咬み合わせが合わない、などの弊害が出ることもありますので、専門医によってレントゲン検査や、歯の模型を用いた検査など、しっかりとした診断の元に治療を行うことが重要となります。
矯正治療中
治療中には、複雑な装置がお口に入っていますので歯ブラシが難しく虫歯になってしまうことがよくあります。様々な形の歯ブラシもありますので、工夫してしっかり清掃し、綺麗になったときに歯自体も綺麗に保てるように努力しましょう。また、力をかけて動かしますので、装置を調整したときにはしばらく違和感や痛みがあることもあります。治療中は仕方のないことですので、食べ物を工夫するなどして綺麗になることを目標に頑張りましょう。
矯正治療終了後
矯正治療が終わっても、歯は元の位置を覚えていて戻ろうとします。しばらくの間はリテーナーという保定装置を使用します。
矯正の必要のないケース
少しくらいの歯のズレに関しては、被せもので対処する事も可能です。
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■歯の再生

歯の再生 研究の現状

歯は自然には再生しません
歯は骨や爪と違って再生する事はありません。誰もが夢見る歯の再生については、現在のところ研究段階であり、方法は確立されていません。基本的には、間葉系幹細胞という、機能の確立していない生まれたばかりの細胞に、遺伝子情報を与え歯を作ってくという方法が考えられています。米国のフォーサイス研究所のパム・イェリック氏をはじめとする研究チームは、子豚の「歯蕾」(しらい:歯に分化する潜在能力のある組織)を象牙質とエナメル質でできた歯冠に成長させることに成功し、夢の一端を実現しています。
またヘルシンキ大学とベルリン、京都大学の共同研究でも、哺乳類の幹細胞を使った歯の再生が研究されているようです。マウスの組織のWntシグナル経路を活性化し、臼歯から複数の象牙質、エナメル、歯根を持った通常の新しい歯を作り出すことに成功しています。ただし、形態は単純なコーン型などです。(Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS)掲載)
*Wntシグナル経路:Wntにより惹起される細胞内シグナル伝達のネットワーク。形態形成だけでなく胚発生、細胞増殖,形質転換(癌化)に関連する多くの因子が関与している。
夢の研究はまだ始まったばかり
他にも、世界中の各地で様々な研究が行われており、ヒトに対する応用が待たれているのが現状です。歯のような組織は内臓と異なり、移植を行っても歯そのものに対する身体の拒否反応はほとんどないと言われていますので、期待のできる治療法です。ただ、その大きさなどの形態において、個人のお口の中で治療として使用できるようになるまでには、今後膨大な研究が必要とされるでしょう。
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■歯の病気

1.くさび状欠損
くさび状欠損とは歯の根元が欠けてくる症状で、歯ブラシの磨耗によってできる場合と、歯ぎしりや食いしばりのような強い力によって歯の根元の部分の歯質が割れて剥がれることによってできる場合があります。原因を取り除き、欠けた部分には虫歯をつめる材料で補填することで治療します。放っておくと、食べ物がたまって虫歯になりやすくなったり、知覚過敏の症状がでることがあります。
2.咬耗
咬耗とは硬い食べ物や、歯ぎしり、食いしばりによって歯の表面が磨耗していく症状です。あまりひどい場合には虫歯をつめる材料で補填します。放っておくと、咬み合わせの高さが低くなる、知覚過敏の症状が出ることがあります。
3.変色・着色
歯の形成期に投薬を受けた場合や、歯の神経を抜いて時間が経った場合に象牙質の色が変化し歯が変色することがあります。また、煙草やコーヒーなどのヤニによっても歯の表面に茶色の色が付着することがあります。ホワイトニングや、歯のクリーニング、ラミネート修復などによって改善できます。
4.エナメル質形成異常
歯の形成異常には、形成不全と形態異常があります。形成不全では、エナメル質、象牙質の形態や色が未成熟となります。遺伝的因子によるもの、歯の形成期に全身的に問題があり必要な栄養素が不足したことによるもの、外傷や放射線など局所的な影響によるものがあります。形態異常では、癒合歯や、長胴歯などの形が異なるもの、位置や数が異なるものなどがあります。これには遺伝的要因、ホルモンなどが関与していると考えられています。
5.酸蝕症(侵食症)
酸蝕症(侵蝕症)とは酸の作用によって表面の歯質が溶けてしまう症状で、虫歯のように細菌によるものではありません。原因の多くは職業的なもので、塩酸や硝酸などの強酸を取り扱う人に見られますが、まれに、酸性の食品を多量に摂取する人や、嘔吐を繰り返すことによって起こることもあります。まずは原因を取り除き、溶けてしまった部分を、つめ物、クラウンやラミネートで補うことで処置します。
6.破折
破折には歯冠部分が欠ける歯冠破折と、歯の根が割れる歯根破折があります。特に神経を抜いた後の歯は歯質自体が脆弱になっていますので、強い力がかかったときに折れることがあるわけです。神経のある歯が割れたり、折れたりすると強い痛みが出ますので、すぐにわかりますが、神経のない歯の場合には最初はほとんどわかりません。時間が経つと、周囲の歯肉に炎症が起こったり、骨が吸収して歯周炎を引き起こし、痛みとなって現れます。歯冠破折はかぶせ物で対処できますが、歯根破折の場合には歯自体を抜くしか方法のない場合がほとんどです。場合によっては、ボンドを流して破折部分を止めて再植する方法などもあります。
7.象牙質知覚過敏症
象牙質知覚過敏症とは象牙質を通して神経が過敏に反応し、虫歯ではないのに冷たいものなどの外刺激を痛みを感じてしまうものです。
8.う蝕(虫歯)
う蝕とはいわゆる虫歯のことです。掃除の行き届いていない歯には歯石が沈着し、細菌の温床となります。細菌が作り出した酸はエナメル質を溶かし歯に穴を作ります。エナメル質の抵抗性と歯の再石灰化が補うことのできないレベルまで歯が溶けた場合に、痛みを感じる虫歯に発展します。
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■歯周病とは

歯周病とはその名の通り「歯の周囲の組織に化膿性の炎症が起こる病気」です。最初の症状はほとんど痛みもなくじわじわと進行し、そのうちに歯ぐきが腫れたり、口が臭うようになったり、歯がグラグラと揺れて・・・歯医者さんに行ったときには、歯を抜かなければならなくなった、というようなこともしばしばあります。歯周病は中高年の年齢層に圧倒的に多く、軽度の症状も含めると成人の80%は歯周病といっても過言ではありません。一方で、歯周病の中でも特殊な菌によって、若年者に症状が出る場合もあります。細菌の検査をすれば診断がつくこともあります。
歯周病の原因
歯周病の一番の原因は、歯についた汚れです。歯垢、歯石が歯の周囲に付着したままでいると、そこを巣とした細菌が繁殖し、歯肉に炎症を起こします。炎症が起こることによって、様々な体内の因子が複雑に影響して歯肉の炎症だけでなく、体内の組織である骨を溶かししまいます。その間に痛みはほとんど生じません。ですから、気づかない間に病気が進行し、ある程度骨がなくなったところで、歯が揺れ始める、という症状に気づくわけです。その他にも、悪い歯並びや、咬み合わせ、過度の歯ぎしり、口の渇き、ストレスなども歯周病の原因になると考えられています。
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■顎関節症について

顎(あご)を動かすと痛い、口を開けると音がする、口を開け辛い、咬み合わせがおかしくなった・・・このような症状が出るのが顎関節症です。顎関節症はその名の通り「関節」の病気ですのでひどくなると治療の難しい病気です。

顎関節症の症状
1.顎を動かすと痛い
耳の前あたりが痛むことが多いのですが、人によっては顔の側面から頭まで痛みを感じることもあります。初期には頭痛を間違えることもありますし、肩こりや腰痛、指のしびれを伴うこともあります。
2.口をあけると音がする
口をあけるときにカクン、コリッという音がする人はたくさんいます。痛みがなく、何年も症状が変化しない、という場合にはそれほど心配することはありません。ただし、変化してだんだん大きくなっているようなとき、「ザラザラ」「ギシギシ」という音になったときには顎関節症が疑われます。また痛みを伴う、口が開けられないといった症状を伴う場合には専門医に相談する方が良いでしょう。
3.口を開け辛い
顎を動かすことで痛みを感じる為に無意識に口を開けないように抑えてしまい、口が開きにくくなることがあります。また、関節内部に顎を動かし辛くするような組織の変形が起こることもあります。
4.急に咬み合わせがおかしくなった 関節や筋肉に問題が起こると、それが原因で咬み合わせが変化し、それまでと違うところで咬み合い、接触するようになることがあります。また、咬み合わせ自体は変化していなくても、痛みがあることによって脳が咬み合わせに違和感を感じることもあります。
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■親しらず

親しらずの詳細 歯が痛い原因
親知らずは第三大臼歯と言われ、前歯から数えて8番目にあたる歯で、最近では元々生えてこない人もいます。人間の進化の過程で、あごの大きさが小さくなることで不要になってきていることが原因と考えられています。生えるスペースがあごにない場合、横を向いて生えてきてしまったり、角度によっては生えてこれない場合もありますが、レントゲン写真を撮るとその方向がはっきりとわかります。きちんと生えて、反対側の歯ともしっかりと咬んでいる親知らずは、咬み合わせを支え、咀嚼に重要な役割を果たしているわけですから、きちんと歯ブラシをして虫歯にならないようにしなければなりません。お口の一番奥に生える歯であるため、歯ブラシが届きにくいなどの原因から虫歯になりやすく、また、生える途中で、歯肉の形状から、汚れが付着したりして歯肉の炎症を引き起こすことも多く、このことが、しばしば「親知らずが痛い!」という状況を作り出します。
親知らずが腫れて痛いとき
親知らずが腫れて痛いとき、炎症が激しいときには、麻酔も効かず、炎症がさらに大きくなる危険もあるため、その場で歯を抜くことはできません。その場合には、抗生剤と痛み止めを飲んである程度症状が治まるのを待ってから歯を抜くか、その他の処置を考えるのが普通です。通常の歯のように生えている場合には、歯を抜くのもさほど問題はありませんが、横を向いていたり、あごの骨の中にある太い神経に近接している場合などには、歯を抜くこと自体も難しい場合があります。また、歯の根の形態によっては、同様に歯を抜くのが難しいこともあります。口腔外科の専門の先生に行っていただくこともしばしばあります。症状によって対処法がいくつかありますので、担当の先生によくご相談ください。
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■口臭

自分の口臭が気になることはありませんか?
人と話をするときに自分の口臭が気になることはありませんか?家族や友人に口臭を指摘されて悩んではいませんか?ここでは口臭に関する豆知識をご紹介します。
口臭の原因
口臭の原因の大部分はお口の中にあると考えられます。一番の原因は歯周病です。汚れが長期間お口の中に蓄積され、その汚れの臭い、歯肉の炎症の臭いが原因となるものです。また、虫歯や合わない詰め物、かぶせ物、入れ歯の汚れが原因となることもあります。舌の表面についた細菌の塊り(舌苔:ぜったい)が原因のこともあります。これらのお口の中が口臭の原因の70〜80%とも言われています。その他には、胃や腸などの内臓の不調によるもの、口が渇きやすい病気、ホルモンバランスの乱れ、食べ物や煙草によるものなども口臭の原因と考えられています。妊娠中などでホルモンバランスが変化したときに口が渇くようになり一時的に口臭が強くなることもあります。
口臭の正体
揮発性硫化化合物の硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルスルファイドなどが口臭の主成分であることがわかってきています。最近では、客観的に口臭を診断する方法として、この成分を測定する機械も利用されていますので、本当に口臭があるのか、気分的心理的なものであるのかの診断、改善具合の診断などができるようになっています。
口臭の治療法 お口の中に原因がある場合には、それぞれの治療を行うことが先決です。歯周病を治療し、汚れを落とす、虫歯を治す、かぶせ物をやり直すなど、原因となっている病気を治せば、口臭もおさまります。それ以外の病気によるものの場合には、専門医に相談しましょう。
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■口内炎

口内炎について
口内炎はお口の中の粘膜にできる傷のような状態。口内炎そのものは重度の病気ではありません。歯ブラシで傷つけてしまった、食事中に咬んでしまったなどの原因のはっきりしている場合には、自然に治るのを待つだけですが、全身状態のバロメーターであることもありますので注意が必要です。

口内炎の症状
表面が黄白色や、赤味を帯びたようなただれが舌の周囲や、唇や頬の裏側の粘膜にでき、食べ物、飲み物が接触してもひどく痛みます。ひどい場合には何もしていなくても痛むこともあります。1〜2週間で治ることがほとんどですが、何度も繰り返すこともあります。
口内炎の原因
機械的に傷つけてしまった場合、身体の具合が悪く免疫力の低下などから口の中の細菌によって引き起こされる場合、あるいは胃腸などの内臓障害によるもの、などが主な原因と考えられます。さらに、アレルギーやストレス、ホルモンバランスの乱れ、自律神経失調症なども原因と考えられますが明らかにはなっていません。
口内炎の原因
傷つき、免疫力の低下
内臓障害
アレルギー、ストレス
ホルモンバランスの乱れ
自律神経失調症
口内炎の治療法
治療法としては口内炎にステロイド軟膏などを塗布するのが一般的ですが、歯科医院によってはレーザーなどによって患部を焼く治療を行っているところもあります。これによって1〜2回程度の治療でほぼ完治します。通常の口内炎であれば、何もしなくても1〜2週間で自然に治っていきます。
注意
口内炎は通常1〜2週間程度の短期間で治ります。長期間同じ部位に症状が続く場合には口内炎でなく他の病気の可能性もありますので、口腔外科の先生に相談してください。また、単純な口内炎の場合は痛みを伴いますので、全く痛くないというときにも注意が必要です。
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■歯ぎしり

歯ぎしりについて
日常生活の中でほとんどの人は誰でも歯ぎしりをします。ただ、毎晩の寝ている間に無意識に歯ぎしりや食いしばりをしている人は注意が必要です。睡眠中に顎を左右に動かして「ギリギリ」「ボリボリ」「コリコリ」といった「きしむ音」がするようならばそれが歯ぎしりです。ストレスを抱えている人には特に多く見られる症状で、眠りの妨げになるだけでなく、確実に歯や顎関節に問題を引き起こします。また、起きたあとの肩こりや頭痛の原因となることもあります。歯ぎしり、食いしばりを強くされる方の歯には、磨耗が起こり歯が欠ける、折れる、割れる、知覚過敏の症状がでる、歯周病が悪化しやすいなどの症状が出ます。

歯ぎしりの原因
癖、心因性、ストレスによるものほとんどがこの原因に入ります。歯ぎしり、食いしばりによってストレスを発散させていると考えられています。
咬み合わせによるもの
咬み合わせが変化したり、かぶせた物が合わなかったりしたときにも歯ぎしりの症状が出ることがありますが、これはかなり少数です。
歯ぎしりの治療法 ストレスなどの原因を減らすことが一番ですが、「スリープスプリント」と呼ばれるマウスピースを装着して寝る方法も効果があります。歯を守り、あごの位置も安定するのでしっかりと睡眠も取れます。ただお口の中に何かを入れて寝るわけですから、最初は異物感があり慣れるまで少し時間がかかることもあります。
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■知覚過敏について

虫歯ではないはずなのに、冷たいものを食べたとき、歯をみがいているときに瞬間的に歯がしみたり、不快に感じる!こんな症状は、象牙質知覚過敏症の可能性があります。

知覚過敏症の症状
歯ぎしり(エナメル質の磨耗、歯の表面の亀裂)
食いしばり(エナメル質の磨耗、歯の表面の亀裂)
強いブラッシング(エナメル質の磨耗)
歯周病による歯肉の退縮
経年変化による歯肉の退縮
これらの症状によって、本来歯槽骨の中に埋まっているはずの象牙質が露出し、お口の中で外刺激を受けやすくなり敏感に神経を刺激され起こると考えられています。

対象/治療法について
知覚過敏症の治療法
@)お薬を塗って象牙細管という象牙質の中の、刺激を神経へつなぐ管を塞ぎ、刺激を伝わりにくくする方法
A)歯の表面自体を虫歯を治すための薄いプラスチックでコーティングする方法
B)歯の一部を削ってしっかりとつめる方法
C)神経を抜いてしまう方法。
軽度の知覚過敏であれば、@)A)B)の方法で治療し1〜2週間くらいで治まります。しかし、一度知覚過敏になると季節によって、あるいは冷たい水、風などで再び感じ易くなることもあります。虫歯とは異なりますので、生活に気をつけて我慢できる程度であればそのままにしておいても問題はありません。ただ、象牙質が露出したままですとその部分が虫歯になりやすいので、その部分は治療するか、定期的に歯科医院でチェックしてもらうのが良いでしょう。重度の知覚過敏で、痛みが長時間持続するようになったり、我慢できないくらいの痛みとなってきた場合には、C)の方法をとります。
知覚過敏症の予防法
一度退縮してしまった歯肉や、削れてしまったエナメル質を元に戻すことはできませんが、ブラッシングの力を適正な強さにしたり、歯ぎしり、食いしばりの人はマウスピースを入れて寝るようにするなどの予防法があります。また、市販の知覚過敏用の歯磨き剤を利用するのも良いでしょう。もう一つ、虫歯の治療の後にもしばらく知覚過敏に近い症状が出ることがあります。虫歯を取り除いた分、神経が感じ易くなるために起こる現象です。また、金属をつめた場合には特に、熱を伝え易いために起こりやすくなります。歯は神経を守るため、新しい象牙質(第二象牙質)を作りだし、それによってこの症状は治まることがほとんどです。それまでの期間はしばらく様子をみるのが良いでしょう。
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